今回は、ご質問を頂いたコアナイトメソッドについてまとめたいと思います。
コアナイトメソッドとは、夜中に赤ちゃんが長時間眠ったら、その時間帯には二度と授乳しないようにするというルールのことを言います。
コアナイトメソッドを使うと夜中の授乳間隔が伸びるので、夜中の授乳回数が減らない、夜中の授乳間隔を伸びず悩んでいる方は試してみる価値がありますよ。
では、まず頂いたご質問からご紹介します。
もくじ
コアナイトメソッドはいつ使うのですか?
こんにちは、初めまして。
私は今生後5週の男の子をジーナ式でねんねトレーニングしていま
コアナイトメソッドについて、これは夜中の授乳の時にのみ使う
昼寝の時にベッドにおいて泣いてしまった時にも使えま
コアナイトメソッドについてこのようなご質問をいただきました。
コアナイトメソッドとは?
コアナイトメソッドとは、一言で言うと夜の授乳を減らす方法のこと。赤ちゃんが夜中に目覚めてしまった時に授乳以外の方法で寝かしつけをします。
ジーナ式スケジュールでネントレをしている赤ちゃんは、新生児の頃は2時と5時の2回だった授乳が、次第に3時の1回、その1回の授乳が4時、5時、6時と朝方まで伸びていき、ある程度成長して夜の授乳が必要なくなると夜通し眠れるようになっていきます。
ところが、まれに夜中に起きる癖が取れない赤ちゃんがいます。
例えば、
- いつまで経っても午前4時に起きちゃう。(さらに、明け方たっぷり授乳したせいで朝7時の授乳に興味を示さない。)
- 普段は朝5時に授乳してるのに、その日は4時に目覚めてしまった。
こんな時はコアナイトメソッドを使って授乳以外の方法で寝かしつけをします。
コアナイトメソッドの目的
コアナイトメソッドの目的は、夜中に起きてしまっても一人で眠りに戻れるようにすることです。
誤解しやすいのですが、無理に夜の授乳をなくすことではありません。
睡眠は深い眠りと浅い眠りを繰り返していることはよく知られたことですよね。
赤ちゃんは浅い眠りに入った時に目覚めてしまうことがよくあり、泣いて授乳を求めたり、夜泣きしたりします。
そんな時、授乳で寝かしつけを続けるといつまで経っても夜の授乳がなくなりません。
コアナイトメソッドで授乳以外の方法で寝かしつけをした赤ちゃんは、浅い眠りになっても一人で眠りに戻れるようになっていきます。
さらに、夜の授乳間隔も伸びるため、赤ちゃんの眠る時間が徐々に伸びていきます。
すると、夜泣きもない、夜の授乳もない、結果的に夜通し寝てくれるようになるのです。
コアナイトメソッドの条件
コアナイトメソッドを始めるには以下の3つの条件があります。
- 月齢の低い赤ちゃんには使わない
- 体重が増えていない赤ちゃんには決して使わない
- 22時の授乳でたっぷり飲めていないときは使わない
まず、月齢の低い赤ちゃんにはコアナイトメソッドは使いません。ジーナ式の書籍では生後6週目のスケジュールから夜中の授乳が減らない場合に「コアナイトメソッド」を使うよう紹介されています。
そのため、早くても生後6週目を過ぎてからにしましょう。
体重が増えていない赤ちゃんも同様に、無理に授乳間隔を伸ばそうとせず授乳してください。(体重が増えていない場合は必ず医師や助産師の指示に従ってください。)
さらに、22時の最後の授乳でたっぷり飲めていない時も使いません。
例えば、22時にぐっすり眠っていてしっかり目を覚まさずに授乳すると、思ったより母乳やミルクを飲めていない場合があります。
22時の授乳で飲みがイマイチだった、うたた寝だった場合は、空腹で泣いている可能性が高いので、夜中に泣き出すことがあったら授乳しましょう。
コアナイトメソッドを始める見極め方
コアナイトメソッドの条件だけ見ると、我が子は始めて良いものか悩んでしまうと思います。
赤ちゃんがコアナイトメソッドを始める準備ができているか、以下の3つのポイントを確認しましょう。
- 体重が順調に増えている
- 夜の授乳を嫌がる
- 朝7時に飲む量が減っている
これら3つのサインが3〜4晩連続でみられたら使うようにしてください。
コアナイトメソッドのやり方
では、コアナイトメソッドのやり方をご紹介します。
- 赤ちゃんが一人で眠りに戻れるか数分間様子をみる
- 寝付かない場合は、①背中をトントン、②おしゃぶりをあげる、③お水をあげる
- 20分経っても寝付かない場合、朝7時までぐっすり眠れる量授乳して寝かしつけをする
詳しくご紹介します。
1、一人で眠りに戻れるか数分間様子をみる
まず、夜中に赤ちゃんが泣き出してもすぐに抱っこせず、数分間様子を見ましょう。
しばらく様子をみると、一人で眠りに戻れる赤ちゃんもいます。
ベッドを覗き込んだり、抱っこしたりせず、静かにじっと様子をみます。
2、寝付かない場合は、授乳以外の方法で寝かしつけをする
それでも泣き続けるようなら、授乳以外の方法で寝かしつけをします。
書籍には①背中をトントン、②おしゃぶりをあげる、③お水をあげるといった方法が紹介されています。
3、20分経っても寝付かない場合は授乳して寝かしつける
それでも眠りに戻れない場合、朝7時までぐっすり眠れる量授乳します。
赤ちゃんが夜中に起きている時間が長くなると、日中眠くなって、さらに夜の睡眠が狂ってしまいます。あまり長時間起こし過ぎないよう注意してください。
以上までが書籍に紹介されているやり方です。
コアナイトメソッド、息子のケース
そこで、私が息子に試したコアナイトメソッドのやり方を詳しくご紹介します。
- 赤ちゃんが一人で眠りに戻れるか数分間様子をみる
- 寝付かない場合、まず抱っこ←これだけですぐ寝る日もある。
- 抱っこで寝なければ抱っこ紐に入れる←これで大体寝る
- 5分くらい寝なかったら授乳←これで速攻寝る
①は書籍と同じ。夜中に赤ちゃんが泣き出してもしばらく様子をみます。コアナイトメソッドに慣れた今では、ほとんどこれで再び眠りに戻れます。
②しばらく様子を見ても泣き止む気配がなければ抱っこで寝かしつけをします。
息子の場合、背中でトントンじゃ寝ないし、おしゃぶりもお白湯も与えたことがないので、抱っこで寝かしつけをすることにしました。
【追記】パパに寝かしつけをしてもらったらトントンで眠れることが判明!!生後4ヶ月を過ぎてからはトントンで寝かしつけをしてます!
③抱っこでは寝付かない場合、抱っこ紐に入れます。(私はスリングを使ってました。)息子は抱っこよりも抱っこ紐の方が寝つきがよかったです。
④抱っこ紐に入れて5分経っても寝ない場合授乳します。
書籍には20分様子をみると書いていますが、私は眠過ぎて20分も耐えられない(笑)なので5分くらいで授乳してました。息子もお腹が空いている為、片方だけグビグビ飲んですぐ寝落ちしていました。
コアナイトメソッドは昼間も使えるのか
コアナイトメソッドは昼寝で起きてしまった時も使えるのかご質問を頂いていましたが、
答えは「使えます!」
昼寝で起きてしまった時もコアナイトメソッドと同じようにまずは授乳以外の方法で寝かしつけをします。
例えば、ランチタイムの昼寝で14時前に起きてしまっても、授乳以外の方法でもう一度寝かしつけをしてみてください。
それでも寝ない場合、14時過ぎまで眠れるように授乳して寝かしつけましょう。
また、赤ちゃんが泣くたびに授乳を続けているとちょっと飲んでは寝ての繰り返しで、授乳間隔が伸びなかったり、スケジュール通りに生活できず悩んでいる方もいると思います。
そんなちょい飲み赤ちゃんが授乳間隔を伸ばす時にもコアナイトメソッドは有効です。
(書籍に詳しく書かれていないので、ここからは私個人の意見ですが。)
昼間も赤ちゃんが泣いたらすぐ授乳するのではなく、まず他の方法であやします。
息子の場合、午前11時の授乳間隔がなかなか伸びなかったのですが、午前10時頃からグズグズし始めるのでとりあえず抱っこで気をそらせたり、抱っこ紐に入れて散歩したりしました。
徐々に授乳間隔が伸びて今は11時過ぎに授乳していますよ。
昼寝はもちろん、昼間の授乳間隔を伸ばしたい時も是非試してみてください。
コアナイトメソッドまとめ
今回はコアナイトメソッドについて詳しくご紹介しました。
授乳中のママにとって夜中の授乳は重大な問題ですよね。(寝不足は辛い!!)
コアナイトメソッドを使えば、数日で授乳間隔が大幅に伸びると思います。
夜の授乳を減らしたい、授乳間隔を伸ばしたい方はぜひ試してみてください。
ご質問やうまくいった体験談など良かったらコメントください。
今回はこの辺で。つるこでした。
つるこさん
いつも分かりやすくて読みやすい、丁寧なブログをありがとうございます。現在1人目(娘・3ヶ月)を子育て中です。つるこさんのブログは私にとって『お守り』のような存在になっており、これでいいのかなと不安になったときは必ずブログを読み返すようにしています。
今回は6月5日の【コアナイトメソッド】に関する記事で質問があり、初めてコメントを送らせて頂きます。
コアナイトメソッドをトライする様になってから、まだ毎日とはいきませんが夜通し寝が出来るようになってきました。
おかげで私もよく眠れるので有難いのですが、夜間の授乳がなくなると日中の母乳生産量も減少するのでは…と少し不安があります。同時に、夜間授乳が無くなることで1日のトータル授乳回数が減り、生理の早期再開が起こり、またさらに母乳生産が減ることにつながるのではないかとの疑問も出てきました。
今のところ母乳のみで育てており、可能ならこのまま完母で育て切りたいと考えております。この「母乳生産が減らないか?」という点において、つるこさんのお考えが聞ければ幸いです。
コメントが長くなり申し訳ありません(>_<)
コロナで大変な時期ですが、つるこさんとご家族の皆さんのご健康をお祈りしています。引き続きつるこさんのブログを楽しみにしています!
まりさん
コメントありがとうございました。ブログを読んでいただけてとっっっても嬉しいです^^
夜間授乳が減る、または完全になくなることで、母乳の生産量が減るのではと心配なのですね。
確かに病院などで「母乳のために最低3時間毎・赤ちゃんが欲しがったら授乳」って言われますもんね。(←ジーナ式とは大違い笑)
私は夜間の授乳が減るまたは完全になくなっても母乳量は減らないと考えてます。実際、私の子供達は夜の授乳が減ってもその分昼間沢山飲むので、沢山飲む昼間に母乳の生産がシフトしたのだと思います。(今は夜間max6〜7時間間隔が空いても大丈夫なのに、もし日中6〜7時間空くことがあったら確実におっぱいが張ります!)
ただ、生理の再開は個人差が大きいです。完母で育てていても産後2〜3ヶ月で再開するママがいる一方、完全に離乳するまで再開しないママもいたり。
まりさんの場合、生後3ヶ月で完母ならこのまま完母で育てられますよ。授乳量のことは心配せず自信を持って赤ちゃんとの授乳ライフ楽しんでください。
お互い育児とコロナ、頑張っていきましょうね!!