「おっぱいが張らなくなって、母乳が出ているか心配。」
こんにちは、つるこです。
現在、生後6ヶ月娘の育児に奮闘中の新米ママです。
産後、しばらくすると、パンパンに張って痛かったおっぱいが「張らなくなった!」と心配になったことありませんか?
「母乳が減ったのかな?」「ちゃんと母乳は出ているのかな?」
結論を言うと、「張らないおっぱい」はおっぱいの状態が良く、トラブルが起きにくいおっぱいなんです。
逆に「張るおっぱい」はトラブルを起こしやすいおっぱいとも言えます。
- 「張るおっぱい」「張らないおっぱい」の違い
- 「張るおっぱい」に起こりやすいトラブル
- 「張らないおっぱい」になる方法
を詳しく紹介したいと思います。
張るおっぱいと張らないおっぱいの違い
張るおっぱい(溜まり乳)とは?
張るおっぱいとは、カチカチに張ったおっぱいのことを言います。「溜まり乳」と言われることもあります。
張るおっぱいは、赤ちゃんの飲む量に対してママの母乳量が多い状態。赤ちゃんがおっぱいを吸ってもママの乳房の中に母乳が残ってしまうのです。
張るおっぱいの特徴は、常におっぱいが張って痛みがあること。おっぱいの漏れ出しが多く母乳パッドがすぐにビシャビシャになることも。搾乳するとたくさん絞れることも特徴の一つです。
張らないおっぱい(差し乳)とは?
張らないおっぱいとは、ふにゃふにゃの柔らかいおっぱいのことを言います。「差し乳」と言われることもあります。
張らないおっぱいは、赤ちゃんの飲む量とママの母乳量のバランスが取れた状態。
張らないおっぱいの特徴は、授乳を始めると「ツーン」とした張りを感じること。おっぱいはフニャフニャで、搾乳してもあまり出ないので「ちゃんとおっぱい出てるかな」と不安になりやすいですが、赤ちゃんに必要な母乳はちゃんと作られています。
「張るおっぱい」に起こりやすいトラブル
産後しばらくすると、ママの身体では母乳の生産が始まります。そのため、「張るおっぱい」になりますが、母乳生産が始まったサインなので問題ありません。
ママの母乳量と赤ちゃんが飲む量のバランスが安定すると「張らないおっぱい」になりますが、産後しばらく経っても「張ったおっぱい」が続く場合、赤ちゃんの飲む量に対してママの母乳量が多い状態(母乳過多)と考えられます。
おっぱいは沢山でた方が良い!と思いがちですが、ママの母乳量が多い状態は、さまざまなトラブルが起きやすいんです。
- おっぱいの勢いが良くて赤ちゃんが飲みにくい
- 赤ちゃんが母乳を飲みすぎてしまう
- 乳腺炎を起こす可能性がある
おっぱいの勢いが良くて赤ちゃんが飲みにくい
ママの母乳量が多いとおっぱいの勢いが良くなる傾向があります。おっぱいの勢いが良いと赤ちゃんは飲みにくい為、むせながら飲んでいる、授乳中に「ゴクゴク」音がする、授乳後の吐き戻しが多い、などがみられます。
赤ちゃんが母乳を飲みすぎてしまう
母乳は、授乳が進むと成分が変わります。飲み始めの水分量が多い母乳を「前乳」、飲み終わりの脂肪分の多い母乳を「後乳」と言います。
ママの母乳量が多いと、赤ちゃんは水分量の多い「前乳」ばかり飲み、脂肪分の多い「後乳」を飲めない。赤ちゃんは満足できないため、母乳をたくさん飲むことになるのです。
おっぱいを飲みすぎた赤ちゃんは、よく泣く、グズグズ、お腹がパンパンに張っている、などの症状に悩むことが。
- 体重が急激に増える
- 吐き戻しが多い
- 鼻づまり、ゼーゼーしている
- うなる・いきむ
- お腹がパンパンに張る・でべそ
- うんちが緑色・泡状
- 泣き止まない・グズグズ
母乳の飲みすぎについては下記記事で詳しく紹介しています。
母乳の飲み過ぎを詳しく
【過飲症候群って何?】母乳の飲み過ぎでたそがれ泣き?原因と対処法乳腺炎を起こす可能性がある
母乳量が増え過ぎてしまうと、赤ちゃんが飲みきれない母乳が乳房に溜まってしまいます。
おっぱいの中に残った母乳が詰まって炎症を起こすと乳腺炎(おっぱいの強い痛み・高熱)を起こす可能性があります。
乳腺炎の手前「しこり」の体験談
授乳中のしこり、チクチクを24時間以内に解消した3つの方法「張らないおっぱい」になる方法
トラブルが起きにくい「張らないおっぱい」になる方法は、
- 授乳法を「赤ちゃんが欲しがるだけ授乳」に変える
- ラッチオンを見直す
詳しく紹介していきます。
授乳法を「赤ちゃんが欲しがるだけ授乳」に変える
出産した病院で「時間を測って」「左右交互に」と指導を受けた方も多いと思います。このようなママが時間管理する授乳法は、母乳量を増やしたい時期には効果的ですが、母乳量が増えた状態で続けてしまうと増えすぎてしまう恐れが。
一方、「赤ちゃんが欲しがるだけ授乳」は、赤ちゃんが欲しがるタイミングに、時間管理や左右を入れ替えたりせず、赤ちゃんが口を離すまで授乳する方法。
赤ちゃんは自分が飲みたい時に飲みたい量を飲むことができるようになる為、赤ちゃんに必要な分だけ母乳が生産されるようになるのです。
下記記事に「赤ちゃんが欲しがるだけ授乳」のやり方・コツを詳しくまとめています。参考にしてみてください。
「赤ちゃんが欲しがるだけ授乳」とは?
【母乳育児】赤ちゃんが欲しがるだけ授乳のやり方・コツ・タイミングラッチオンを見直す
ラッチオンとは、赤ちゃんが上手におっぱいを吸えることを言います。
ラッチオンが上手にできないと、赤ちゃんは母乳を効率良く飲めません。そのため、なかなか満足せず、おっぱいを吸い続けることがあります。その赤ちゃんの吸い続ける刺激によって、ママの母乳量がさらに増えてしまう恐れが。
張って痛い「溜まり乳」から、張らない「差し乳」になる方法まとめ
「張るおっぱい」と「張らないおっぱい」の違いと、張らないおっぱいになる方法を紹介しました。
トラブルを起こしにくい「張らないおっぱい」になると、ママも楽だし、赤ちゃんにとっても飲みやすいおっぱいになります。
おっぱいが張りすぎて辛いな、と感じるようになったら、ここで紹介した方法を試してみることをオススメします。
多すぎる母乳量に悩んだ私が、母乳量を安定させるために試した方法を具体的に紹介しています。
母乳育児は赤ちゃんが成長するまでのほんのわずかな期間。そんな貴重な時間が幸せな時間になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す