こんにちは、つるこです。
2歳娘と0歳息子の2児のママやってます。
1月に生まれた息子も2ヶ月になり、育児に少し余裕が出てきました。
読みたいと思っていた本も読めるようになってきたので、最近読んだ育児本を紹介したいと思います。
今月でちょうど2歳になった娘。娘のために母親として何ができるか、考えるようになってきました。
そこで、読んだのがこの本。
この本は一般的な子育て本とは違い「子供の人生を決めるのは親の影響が大きい」といった内容が書かれています。
簡単に言うと、親の生き方や言動次第で、子供は幸福にも不幸にもなる、と言うこと。
著書では「子供の『潜在意識』に働きかける方法」として、親として子供と接する方法、会話のヒントなどが詳しく紹介されていました。
女の子を持つ親として参考になることも多かったので、紹介したいと思います。
「潜在意識」とは?
潜在意識って、ちょっと怪しくない?から説明が始まります。
確かに「潜在意識」ってあまり聞かない言葉ですよね。
潜在意識とは、私たちの心の中。
嬉しい、悲しいなどの感情、これしたい、あれしたいなどの行動は、潜在意識(心の中)が大きな影響を与えています。
例えば、桜の木を「きれい」と感じる人もいれば、「悲しい」と感じる人もいると思います。
その人の潜在意識(心の中)によって、物事の捉え方は大きく変わってくるのです。
人間の一生は子供時代に決まる
人生のシナリオって子供時代に作られるそうです。
言われてみれば、私もそうでした。
私の場合、小学生くらいで「仕事をしながら、結婚し、子供を育て…」というシナリオを描いており、今の所その通りに人生を歩んでいます。
その人生のシナリオに大きな影響を与えているのは、
- 親の言葉
- 親の態度や振る舞い
- 親の生き方
だそうです。
親の影響力半端なくない?!!
でも私も女の子の一人として思い当たる節がありました。
私は、専業主婦だった母親に「資格を持ちなさい。女ひとりで食べていけるようになりなさい。」と言われ続け、ある程度安定した資格職に就くことができました。
もちろん、愛する夫と幸せな日々を過ごしていますが、何があっても1人で生きていける、という支えが自分を強くたくましくしてくれています。
これは一例ですが、親の言葉かけや生き方によって子供の人生はある程度出来上がってしまう、ということなのです。
親のメッセージで「幸せ」にも「不幸せ」にもなる
先程、親の言動で資格職に就いた話をしましたが、これは良い影響の一例。
もちろん、良い影響もあれば、悪い影響を与える可能性もあるのです。
私の例をもう一つ紹介すると…
父親はお金の管理が厳しく、専業主婦だった母親はお金の面で苦労したようでした。
苦労話や愚痴を聞かされていた私は、親から「子供のために我慢している」というメッセージを受け取り、出来るだけ親に迷惑をかけないように、顔色を伺う癖がついてしまいました。
そのせいか、今でも人に頼ったり、甘えたりするのが苦手です。
このように、ちょっと不幸な一面もあるのです。
そこでまず、親が知らないうちに与えている子供への影響力を知ることが大切。
その上で、子供が幸せな人生のシナリオを描けるような心を作ってあげるお手伝いが必要なのです。
女の子にとっての「幸せ」とは?
人によって「幸せ」の定義は異なりますが、著書では女の子が幸せになる力(幸せの種と紹介されている。)を7つ紹介しています。
- 自分で稼げる種(力)
- 自分を傷つけない種(力)
- 自分の人生を自分で選ぶ種(力)
- 女子の戦場を上手に生き抜く種(力)
- たくましく人生を切り拓く種(力)
- 理想のパートナーを引き寄せる種(力)
- 絶対幸せになる種(力)
本を読んでいないと「種」という表現がわかりにくいのですが、「力」と言い換えるとわかりやすいと思います。
これは、私も女の子の1人として、激しく共感できました!
特に経済力!女性も自分の稼ぎがないと、生きにくい世の中です。
また、理想のパートナーを引き寄せる力。類は類を呼ぶと言いますが、結婚する人って同じ地位の人なんですよね。スペックの高い男はスペックの高い女と結婚するんですよ。玉の輿や王子様を夢見てもダメなんです。
ところが、親が「女の子は結婚するのが幸せ」「養ってもらうのが女の幸せ」など結婚に夢を持たせすぎたり、スペックの高い男と結婚するよう子供にメッセージを送ってしまうと、なかなか結婚できなかったり、結婚しても女性の経済力がないので離婚できなかったり、という結果を招くことも。
女の子が幸せに生きるために、7つの力って本当大切だなって思います。
そして、この7つの力を養うための具体的な親の行動例、声かけの仕方など、著書には詳しく紹介されています。是非読んでみてください。
本を読んで思ったこと
自分の人生は自分で決めてきた、と思っていたけど、実は親の影響力が大半を占めていたんですね。
本を読んで、これは親の影響だなと思う節が多数ありました。
自分の子供が幸せになって欲しい、そう願うのは親として当たり前ですよね。
しかしながら、願っただけでは幸せになりません。
むしろ、自分の何気ない行動が子供を不幸にしている可能性もあるのです。
子供が幸せになるためには、子供自身で幸せになるための「考え方」や「行動力」を身につけなければなりません。
そのために親ができることは、幸せな親の背中を見せること。
親が自立して幸せな人生を歩んでいれば、自然と子供も幸せな人生を歩めるのです。きっと。
2歳の女の子を持つ親として、まずは両親仲良く子育てしている姿を見せて、結婚の延長には子育てがあり、子育ては夫婦で協力しながらするもの、というメッセージを送ろうと思います(笑)
会話のヒントもたくさん紹介されているので、将来の話ができるような小学生くらいのお子さんを持つママやパパが読むと、より参考になると思います。
私も娘が小学生くらいになったらもう一度読み返したいと思ってます。
この記事で紹介した本
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