11ヶ月の娘は、絶賛「手づかみ食べ」の練習中です。
手づかみ食べって掃除がかなり大変なんですよね…
それでも娘には思う存分「手づかみ食べ」をしてもらっています。
お行儀が悪い、片付けが大変と思うかもしれませんが、「手づかみ食べ」にはメリットが沢山なんです。
この記事では、手づかみ食べのメリット、始める時期、掃除を楽にする方法など、私の経験をもとに紹介したいと思います。
手づかみ食べとは?
「手づかみ食べ」とは、言葉の通り「手づかみ」で食事をすることを言います。
「お行儀が悪い」「掃除が大変」と思うお母さんもいるかもしれません。
そんな「手づかみ食べ」ですが、赤ちゃんにとってはメリットが沢山あります。
手づかみ食べのメリット
娘を成長をみて感じた「手づかみ食べ」のメリットを紹介したいと思います。
子どもの意欲を引き出す
離乳食を始めたばかりはスプーンでお母さんに食べさせてもらっていましたが、次第に「自分で食べたい」という気持ちが芽生えてきます。
自分で食べるという行為「手づかみ食べ」は、子どもの成長・発達の基礎である「意欲」そのもの。
意欲こそ「生きる」「成長」する上で欠かせない感情です。つまり、自立に向かう第一歩なんです。
それをお母さんが「汚れるからだめ!」と否定してしまうと、せっかく芽生えた自立への芽を潰すことになってしまいます。
(追記)
思う存分手づかみ食べをした娘は2歳になり、自分のしたいこと、したくないことをはっきり伝えることができます。
もちろん、他の要素もあると思いますが、自己肯定感があってこそ、自分の思いが伝えられると思っているので、嬉しい成長でした。
手を使う~育脳~
生後1~2ヶ月頃、赤ちゃんがじっと手を見つめる「ハンドリガード」に感動したこと覚えていますか?
手を認知した赤ちゃんは、徐々に手をなめなめしたり、おもちゃを持ったりし始めます。
「手」にはたくさんの神経が繋がっています。私たち大人も「手」から色々な情報をキャッチしていますよね。
手を使うことは「脳」を鍛えることにも繋がってくるのです。
思う存分「手」を使って、食べ物の感触、冷たさ、暖かさ…色々な経験をさせてあげましょう。
(追記)
2歳になった娘ですが、ご飯や汁物など、熱そうな食べ物は自分でフーフーしてから食べられるようになりました。「熱い」「冷たい」など沢山の経験からできる行動だな、と感心しました。
指先の運動
育脳やモンテッソーリ教育に興味のあった私は、遊びの中に手先を使う遊び(スポンジやお豆をつまむ等)を取り入れてみましたが、全然集中してくれませんでした…
ところが「手づかみ食べ」を始めたある日、小さくなった野菜を器用に三本の指で掴んでいました。
あえて練習をさせなくても食事の中で自然と身についていたのです。
娘は食べることが大好きです。どんな遊び以上に一番集中してくれる時間でもあります(笑)
食事を「手先の訓練」の一部だと思えば、思う存分「手づかみ食べ」をさせてあげようと思えます。
さらに、手づかみ食べで指先を十分使うことで、のちにスプーンやフォークを上手に使えるようになると言われています。
(追記)
1歳になるとママやパパが使っているスプーンやフォークに興味を示し、あえて教えなくても勝手にスプーンもフォークも使えるようになっていました。2歳になった今はどちらも上手に使えています。
手づかみ食べを始める時期
手づかみ食べをさせようと思っても、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは難しいですよね。
始める目安は「自分で食べたい素振りが見られたら」です。
例えば、食べ物に手を伸ばしたり、掴んだものを口に運ぶという行動が見られたら、食べる意欲が芽生えた証拠かもしれません。
目安の月齢は気にせず、赤ちゃんの行動をみて判断してあげましょう。
我が家の場合
我が家が「手づかみ食べ」を始めたきっかけは、「好き嫌い」がはっきりしたことでした。
生後7~8ヶ月頃、嫌いなものは絶対食べなくなりました。
突然、卒乳したのも同じ時期。▼
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生後8ヶ月イヤイヤ期乗り切り方・対応とは?スキンシップが母子を救うこれは娘の成長だと思い、「手づかみ食べ」に挑戦させると、
すぐに「手づかみ食べ」をマスターできました。大好物の食パンを始めて自分で食べました。
手づかみ食べの掃除を楽にする方法
手づかみ食べと同時に、食べ物で遊ぶようになった娘。
パンくずポロポロ…掃除が大変ー!!
掃除を楽にするために私がしていることを紹介します。
ベビーチェアの下には新聞紙を!
食事を始める前に、ベビーチェアの下に新聞紙を敷いておきます。
たったこれ一枚で、心が広くなります(笑)
袖付きエプロン
もはや当たり前?袖付きエプロンがあれば、豪快に手づかみ食べをしても洋服が汚れません。
着替えさせる手間を考えると、袖付きエプロンは神アイテムです!
いつまで手づかみ食べをさせる?
ある程度成長すると、子どもは自然とスプーンを使いたがるようになります。
スプーンに興味を持てるように、手づかみ食べを始めたら食卓にスプーンを用意しましょう。
はじめはただ置いてあるだけ、または床に落としたりするかもしれません。ですが、特に使い方は教えなくても大丈夫。大人の真似をして使い始める時がきます。
うまくすくえず、結局手づかみ食べになってしまっても、練習を繰り返すことで上手に使えるようになってきます。暖かく見守ってあげましょう。
参考文献
参考にした本はこちら。これを読むとどんどん「手づかみ」させてあげよう!って思いますよ。
まとめ
この記事では、メリットが沢山ある「手づかみ食べ」について紹介しました。
手づかみ食べは、子どもの意欲を引き出す、脳の発達、手先の運動など、子どもの成長・発達に良い影響ばかり。
お母さんは掃除や片付けが大変ですが、できれば思う存分「手づかみ食べ」をさせてあげましょう。
掃除を楽にするアイテムを紹介。▼
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