「赤ちゃんが突然おっぱいを飲まくなった!」
娘は生後7ヶ月で突然、母乳を飲まなくなりました。
再びおっぱいを飲んで欲しくて、スキンシップを増やしたり、搾乳した母乳をあげたり、色々試しましたが…
結論を言うと、娘は再び母乳を飲んでくれることはありませんでした。
哺乳ストライキで悩んでいる方には参考になると思い、体験談をまとめることにしました。
- 娘の哺乳ストライキ体験談
- 哺乳ストライキの原因と対処法
- 卒乳との見極め方
を紹介していきます。
もくじ
哺乳ストライキって?
哺乳ストライキとは、赤ちゃんが突然おっぱいを飲まなくなることを言います。
ママは「飲んでくれなかったらどうしよう…」と不安になるかと思いますが、相談した助産師さんによると1歳以下の赤ちゃんであればほとんどの場合は、再びおっぱいを飲んでくれるそうです。
哺乳ストライキは、自己主張が出てくる生後7~8ヶ月以降にみられる場合が多く、大好きなママの興味を引きたい、不満がある・・・等々、ママに何か伝えたいことがあって行動を起こしていると考えられているそうです。
突然おっぱいを飲まない!哺乳ストライキ体験談
娘の場合、哺乳ストライキではなく「卒乳」でしたが、哺乳ストライキが始まった日から卒乳を決めるまでの記録を紹介したいと思います。
哺乳ストライキ1日目
娘が生後7ヶ月半の頃でした。寝る前の授乳をしようと思ったら、母乳を飲まない!昼間はしっかり母乳を飲んだのに。
普段は寝る前の授乳をするとウトウトするので、そのまま寝かしつけていましたが、この日は1時間ほど泣き続けた後眠りました。
深夜2時に一度起きましたが、授乳は拒否!白湯を与えると50mlほど飲んで眠りました。
哺乳ストライキ2日目
娘の哺乳ストライキは続く。
搾乳した母乳も飲まないが、離乳食・白湯はOK。
不安になり母乳外来へ相談に行く。
おっぱいがパンパンに張って痛くて辛い。
寝起きはいつも通りご機嫌でしたが、授乳しようとすると泣き始め、ママの胸や首元をチュパチュパ吸います。
何度か授乳をすすめますが飲もうとしないため、搾乳した母乳をスプーンで試しますがこれもだめ。
この日は早めに離乳食を用意し完食。白湯も飲めました。
すでに12時間以上授乳していません。不安になり、出産後お世話になった母乳外来へ行くことにしました。
突然授乳してもらえなくなったおっぱいも、パンパンに張って悲鳴をあげています。
出かける準備をして病院へ向かい、助産師さんに経過を相談すると「7ヶ月で卒乳は早い。一時的な哺乳ストライキだろうから2~3日は様子を見よう」と言われました。
粉ミルクは追加せず、離乳食は今まで通り。そして、授乳を3~4時間毎に続けていくことにしました。
哺乳ストライキの原因など色々話を聞きましたが、思い当たることは特にありませんでした。(最近乳首を甘噛みされ、痛いよ~っと娘に言いましたが、オーバーなリアクションはしてないし、怒ってもないし。思い当たることはそのくらい。)
おっぱいの張りを取るマッサージを受けると、楽になり少し安心しました。自宅でのおっぱいケアは、細々と搾乳を続けること、キャベツ湿布や保冷剤で冷やすように言われました。
家に帰ってから、基本ずっと抱っこで娘とのコミュニケーションを意識しました。しかし、母乳は飲まない。搾乳した母乳も飲まない。離乳食は完食(笑)
この日は寝かしつけるとすぐに寝て朝までぐっすり。朝まで眠ったのは初めてでした。
哺乳ストライキ3日目
搾乳した母乳もだめ。離乳食・白湯はOK。
卒乳かなと思い始める。
寝ぼけていると母乳を飲むかなと思い、寝起きに授乳しますがやはり飲まない。離乳食はしっかり完食するのに。
この日は土曜日、パパがお休みなので公園へお散歩に行きました。この数日、ずっとおっぱいのことばかり考えていたので、良い気分転換になりました。娘も嬉しそうによく笑っています。
しかし、結局この日も母乳は飲んでくれませんでした。添い寝している間、「おっぱいもう飲んでくれないのかな。おっぱい飲み終わった後の満足そうな笑顔、可愛かったな」色々考えていたら、泣けてきました。。
栄養や脱水が心配なので、明日の朝も母乳を飲まなかったら粉ミルクを試し、粉ミルクもだめだったら離乳食を3回食にしようと思います。
哺乳ストライキ4日目
粉ミルクも飲まない。
離乳食を3回食に増やす。
おっぱいの張りがなくなり痛みもない。搾乳は1日3回まで減らす。
この日も母乳を飲んでくれない娘。粉ミルクを試しましたが飲まないため、離乳食を3回に増やすことにしました。
搾乳を細々と続けましたが、おっぱいの張りも痛みもなく随分楽になりました。
娘は、おっぱいを飲まない以外いつもと変わりはありません。よく笑うし、よく甘えてくるし。そんな娘を見て、おっぱいは卒業かな?と思い始めました。
哺乳ストライキ5日目以降
娘の場合、哺乳ストライキではなく卒乳という稀なケースだった。
母乳外来で卒乳にすることで相談。
卒乳に向けて、離乳食の回数を増やし、ママは搾乳を終わりにした。
この日以降も、娘は母乳を飲んでくれることはありませんでした。
娘の場合、搾乳した母乳も粉ミルクも寝ぼけている時もだめ。結局卒乳だったのです。
哺乳ストライキの原因って?
突然おっぱいを飲まなくなったら、思い当たることはないか確認してみましょう。
赤ちゃんの病気
まず、考えられるのは赤ちゃんの病気。風邪はもちろん、ヘルパンギーナ、中耳炎など、喉や耳の炎症、鼻づまりなどを起こすと、食事を摂らなくなる赤ちゃんがいます。
発熱はないか、体の具合をチェックし、必要があれば受診しましょう。
お腹が空いていない
離乳食や他の飲み物でお腹がいっぱいだと、おっぱいを飲みたくても飲まない場合があります。少し時間をあけてトライしてみましょう。
離乳食が美味しい
離乳食は順調に進んでいますか?離乳食をよく食べる赤ちゃんの場合、授乳量が減ったり、授乳自体嫌がることがあります。もし、離乳食が順調であれば、卒乳が近いのかもしれません。
娘の場合、離乳食をしっかり完食できるようになった途端、母乳を飲まなくなりました。
授乳したくない理由がある
赤ちゃんが突然おっぱいを飲まなくなる原因は、赤ちゃんが何かしらママに訴えたいことがあると考えられています。
例えば、
- ママに甘えたい。ままの関心を自分に向けたい。
- ママの匂いが変わって、驚いている。
- 母乳の味が変わった。(食事、排卵、生理前後との関係?、または乳腺炎やおっぱいがつまりかけていると味が変わることがあるそうです。)
- ママに大きなストレスがある。(家族の病気、死など)
- 赤ちゃんの環境の変化(ママ以外の人に預けられた、保育園に入園したなど)
- 授乳中に赤ちゃんが驚いた(乳首を噛んだことを叱った、ママが大声を出した、夫婦喧嘩をしたなど)
思い当たることがないか、振り返ってみましょう。
哺乳ストライキの対処法
哺乳ストライキを起こしたら、赤ちゃんが再びおっぱいを飲んでくれる日を信じて気長に待ってみます。
だいたいは2~3日、長くても1週間以内で飲んでくれるケースが多いとのこと。
具体的な対処法は、
- 赤ちゃんの気持ちを考えてみる
- スキンシップを増やす
- 搾乳した母乳を試してみる
- 気持ちがリセットしやすいタイミングを狙ってみる
赤ちゃんの気持ちを考えてみる
赤ちゃんが突然おっぱいを飲まなくなる原因の一つに、赤ちゃんが何かしらママに訴えたいことがあると考えられています。
ゆっくり赤ちゃんの目線に立って、赤ちゃんの視線、行動を観察してみます。おっぱい拒否の原因が見えてくるかもしれません。
スキンシップを増やす
哺乳ストライキの対策として一番大切なのは、赤ちゃんとのコミュニケーションを増やすこと。
赤ちゃんと2人きりになります。赤ちゃんの目を見ながら、赤ちゃんを包み込みます。そして「大好きだよ~」「おっぱい飲んで欲しいな~」、など声をかけてみましょう。
もし、おっぱいを飲みたそうな様子があれば、時間は関係なく授乳にトライしてみましょう。
スキンtoスキンコンタクトのすすめ
産まれたばかりの赤ちゃんを裸のお母さんが抱っこする看護を「カンガルーケア」と言いますが、カンガルーケアに似た「スキンtoスキンコンタクト」というケアがあります。
赤ちゃんもお母さんも裸になって、赤ちゃんを優しく抱っこします。肌と肌が触れ合うことで、赤ちゃんに安心感を与え、母子のスキンシップ効果が期待できます。
娘が哺乳ストライキの時、しばらくおっぱい全開で娘をスリングに入れて過ごしてみました(笑)お風呂以外で密着する機会ってあまりないですよね。とても幸せな気持ちになりました。
搾乳した母乳を試してみる
搾乳した母乳が飲めそうなら、飲んでもらいましょう。スプーンやコップ、マグで飲ませても大丈夫です。
個人的に、搾乳した母乳を飲んでくれるケースはほぼ「哺乳ストライキ」だと思います。じきに授乳を再開してくれると思うので気長に待ってあげてください。
気持ちがリセットしやすいタイミングを狙ってみる
寝起きで寝ぼけているときやお風呂上がりは、おっぱいを飲んでくれやすいタイミングです。無理強いはせず試してみましょう。
哺乳ストライキと卒乳の見極め方
哺乳ストライキの体験談や助産師さんに聞いた話から考えると、
- 搾乳した母乳や粉ミルクは飲む
- 寝ぼけている時は飲む
と言った場合は、一時的な哺乳ストライキの可能性が高いと思います。
諦めずに授乳を続けてみてください!
娘の場合、どちらもダメだったので、結局「卒乳」だったのかなと思っています。
哺乳ストライキ中の授乳・離乳食はどうする?
哺乳ストライキ中の授乳・離乳食
- 今まで通り、3~4時間ごとに授乳をすすめる。
- 飲まなかったら、搾乳したおっぱいをマグかスプーンで試す。
- それでも飲まなかったら、次の授乳でリベンジ。
- 離乳食は今まで通りあげてOK。
突然母乳を飲まなくなると、授乳や離乳食をどうするか不安になりますよね。
哺乳ストライキの場合、2~3日、長くても1週間以内に再びおっぱいを飲んでくれる場合がほとんど。とりあえず、粉ミルクを追加したり、離乳食を増やさなくても大丈夫とのことでした。
栄養面に不安を感じると思いますが、少しの間様子を見てみましょう。
哺乳ストライキ中のおっぱいケア
赤ちゃんが突然母乳を飲まなくなると、ママのおっぱいはパンパンに張ってしまうと思います。
私も痛いくらいパンパンに張って、結構焦りました。
そのまま放置すると母乳の生産が止まってしまうので、細々と搾乳を続けるよう指導されました。
ただ、搾乳をしすぎると更に張ってしまうので、やり過ぎに注意。おっぱいをキャベツ湿布や保冷剤でやんわり冷やすと楽になります。
ママが卒乳を受け入れるまで
娘の場合、再び母乳を飲んでくれることはなかったので、卒乳することに決めました。
突然の卒乳で、正直戸惑っていること、娘にママを否定された気持ちになって辛いことを助産師さんに相談しました。
すると、助産師さんに「○ちゃんが自分でおっぱいを卒業すると決めたから、ママも○ちゃんを応援してあげて。」「おっぱいが恋しくて甘えん坊になるかもだけど、沢山甘えさせてあげて」と言われました。
そうか、娘はもう赤ちゃんじゃないんだ。赤ちゃんってこうやって成長していくんだ。そう思うとなんだか泣けてきました。
娘がおっぱいを卒業する。その日は突然やって来て、とても悲しかったですが、娘の成長を感じる経験となりました。
今は、ほぼ完母で娘を育てることができ、自分のおっぱいに感謝の気持ちでいっぱいです。
一つ心残りと言えば、授乳中の写真が一枚もないこと!1枚くらい記念に撮っておけばよかった…。けれど、ママのおっぱいを飲むかわいい娘の姿は一生忘れません!
哺乳ストライキの原因と対処法、卒乳との見極め方まとめ
哺乳ストライキの原因と対策、卒乳との見極め方を紹介しました。
突然赤ちゃんが母乳を飲まなくなると、栄養面も心配。ママは焦るし不安になると思いますが、ここで紹介した方法を参考に、赤ちゃんと向き合ってみてください。
この記事が哺乳ストライキに悩むママの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
卒乳後の娘とママ、その後をまとめました。
卒乳はいつ?離乳食・おっぱいケアの仕方、良かった変化とママの本音卒乳したら、離乳食の回数が増えて大変なことになりました(笑)
離乳食の献立も参考に
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