「赤ちゃんがおっぱいを飲むのが下手。」
「授乳が苦痛…」
こんにちは、つるこです。
現在9ヶ月の娘を育てる新米ママです。
娘が産まれてからしばらくは授乳が上手にできず、母乳育児を諦めようと思ったこともありました。
そこで、母乳外来に通い助産師さんから正しい授乳姿勢とラッチオンのやり方を教えてもらいました。
するとすぐに、赤ちゃんは上手におっぱいを吸えるようになり、授乳が楽しい・幸せな時間に変わりました。
- ラッチオンとは何か
- 正しい授乳姿勢とラッチオンのやり方
- ママと赤ちゃんの変化
を詳しく紹介しようと思います。
もくじ
ラッチオンとは?
ラッチオンとは、赤ちゃんが上手におっぱいを吸えることを言います。
赤ちゃんが成長すれば自然と上手におっぱいを飲めるようになる、とも言われていますが…
ちょっとしたコツで赤ちゃんはママのおっぱいを上手に吸うことができます!!
おっぱいを上手に吸えるために大切な正しい授乳姿勢とラッチオンのさせ方を詳しく紹介していこうと思います。
ラッチオンが上手にできると、授乳トラブル知らず!
ラッチオンが上手にできないと、
- 乳首の痛み・亀裂などの皮膚トラブル
- 乳腺炎
- 授乳中に空気を飲み過ぎてしまう
- 母乳量が増え過ぎてしまう
などのトラブルに悩むことが。一つ一つ詳しく解説していきます。
乳首の痛み・亀裂などのトラブル
赤ちゃんが上手にラッチオンできていないと、乳首に痛みを感じると思います。
その状態で授乳を続けてしまうと亀裂、白斑、水泡などの皮膚トラブルを起こしてしまう可能性が。
正しくラッチオンができると乳首に痛みは感じません。
乳腺炎
上手にラッチオンできてないと、母乳の出方にムラができてしまい、おっぱいの中に残った母乳が詰まって炎症を起こすと乳腺炎(おっぱいの強い痛み・高熱)を起こす可能性があります。
正しいラッチオンができると、おっぱいにたまった母乳をしっかり赤ちゃんが吸ってくれるので、乳腺炎を防いでくれます。
授乳中に空気を飲み過ぎてしまう
ラッチオンが上手にできていないと、隙間から一緒に空気を飲んでしまうことが。
授乳中に空気を飲み過ぎた赤ちゃんは、吐き戻しが多かったり、お腹にガスが溜まりやすくなる恐れが。
ラッチオンが上手にできると授乳中に空気を飲む量を減らせます。
げっぷのやり方を詳しく
赤ちゃんのげっぷサインとは?上手な出し方とコツ!出ない時の対処法母乳量が増え過ぎてしまう
ラッチオンが上手にできないと、赤ちゃんは母乳を効率良く飲めません。そのため、なかなか満足せず、おっぱいを吸い続けることがあります。
この吸い続ける刺激によって母乳量が増えてしまう可能性が。母乳量が増えてしまうとおっぱいの勢いが良くなるので、赤ちゃんにとってさらに飲みにくいおっぱいになってしまいます。
母乳量が増えた状態が続くと、母乳の飲み過ぎ(過飲症候群)による赤ちゃんのグズグズ・大泣き(たそがれ泣き・コリック)やお腹の不調(ガス溜まりや便秘)を起こす恐れもあります。
赤ちゃんが上手に飲める!正しい授乳姿勢
授乳姿勢は「横抱き」か「脇抱き」
首がすわるまでは横抱きか脇抱き(フットボール抱き)のどちらかで授乳します。
首がすわる前の赤ちゃんを縦抱きで支えるのはかなり難しく、ママに余計な力が入ってうまくいきません。
今回は横抱きでの授乳姿勢を詳しく紹介していきます。
授乳スペースを準備する
授乳をする前に…まず、落ち着いてゆっくり授乳できる場所を用意します。
ゆったり座れるソファ、または椅子に腰掛けましょう。
必要な物は、赤ちゃんの姿勢を整えるための授乳クッション、クッション2個、バスタオル、足台です。
授乳クッションはできれば購入しましょう。
私のオススメはこちら▼
- クッションは赤ちゃんの高さやママの姿勢を整えるのに使います。なければ、ブランケットやタオルケットなどで代用してください。
- 丸めたバスタオルは赤ちゃんの首の高さを整えるのに使います。
- 足台も赤ちゃんの高さを調整するのに必要です。雑誌や新聞を重ねて代用できます。
これらは最低限用意することをオススメします。
他にもスマホ、時計、授乳用ガーゼなどを用意しておくと便利です。授乳スペースに必要なものを用意しておくと慌てずに授乳できますよ。
正しい授乳姿勢~ポディショニング~
授乳スペースに授乳クッション、クッション2個(背もたれ用、赤ちゃんの高さ調整用の2つ)、丸めたバスタオル、足台を用意します。
ママはソファに深く座り背筋を伸ばして肩の力を抜きます。背中にクッションを一つ入れると楽です。
授乳クッションに赤ちゃんを乗せます。この際、赤ちゃんのおへそとママのおへそを密着させるように、赤ちゃんの体をしっかりママに引き寄せます。
クッションや丸めたバスタオルを使って赤ちゃん高さを調整します。ママは背筋を伸ばした状態で(猫背になったり、肩に力を入れない)、赤ちゃんの口がママの乳首まで届くようにします。
このとき、ママが猫背になったり、肩に力が入る場合、赤ちゃんの位置が低いです。足台を使ったり(膝が高くなると赤ちゃんの高さも上がります)、クッションやタオルを使って高さを調整しなおしましょう。
赤ちゃんが上手に飲める!ラッチオンのやり方
右手でおっぱいを持ち、左手で赤ちゃんの首を支えます。
赤ちゃんの下唇に乳首をチョンチョンと当て大きな口を開けたら、乳首の下側を赤ちゃんの下唇に触れさせます。
②で触れさせた赤ちゃんの下唇を支点に乳首を深く押し込みます。
巻きついた上唇、下唇を指で広げ、アヒル口になるようにします。乳輪が完全に隠れるくらいくわえさせましょう。
上手なラッチオンのサイン
上手なラッチオンのサインは、
- 赤ちゃんの口が大きく開いて、唇が外にめくれ上がりアヒル口になる
- 授乳中の痛みがない
- 赤ちゃんが母乳を飲み込む際「ゴクゴク」などの音がしない
- 顎がママのおっぱいに触れる
ママと赤ちゃんの変化
- 授乳を楽しめるようになった
- おっぱいトラブルとは無縁おすすめしたい
- 授乳中むせなくなった
- 吐き戻しがなくなった
- 母乳の飲み過ぎによる大泣き・お腹の不調症状がなくなった
ラッチオンが上手になったおかげで、母乳育児に自信が持てるようになりました。そして、卒乳するまで母乳ライフを楽しみました。卒乳した今では、娘と母乳ライフを楽しめて本当に良かったと思っています。幸せな時間でした。
娘の変化としては、授乳中にむせることがなくなり、あんなに多かった吐き戻しもパタリとなくなりました。娘は母乳の飲み過ぎ(過飲症候群)も起こしていましたが、過飲症候群の症状(たそがれ泣きやお腹の不調症状)もすっかり良くなりました。
正しい授乳姿勢とラッチオンのやり方まとめ
正しい授乳姿勢とラッチオンについて詳しく紹介しました。
これまで授乳に自信を持てなかった方も、ちょっとしたコツを身につけることで授乳に自信を持てるはず。
私は、授乳姿勢やラッチオンのやり方は、母乳外来で助産師さんに直接教えてもらいました。お金と時間、赤ちゃんと一緒に外出する等、ちょっと手間はかかりますが、やはり直接指導を受けるとよりわかりやすいと思います。
授乳は離乳食が進むまでのほんのわずかな期間。赤ちゃんが成長するまでの貴重な時間が幸せな時間になりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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