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【NICUでの母乳育児】完母にする為にした事・授乳練習・退院まで

【NICUでの母乳育児】完母にする為にした事・授乳練習・退院まで

「NICUでは母乳はどうするの?」

「赤ちゃんに授乳はできるの?」

こんにちは。つるこです。

娘は産まれてすぐ「一過性多呼吸」という病気でNICU・GCUに入院しました。

赤ちゃんが入院するという予想外の出来事にショックを受けていましたが、助産師さんに言われました。

「ママには、母乳を届けると言う大切な役目がある。」

私はNICUに入院したら母乳育児は諦めるものだと思っていました…。

結論を言うと、NICUに入院しても「完全母乳」になれました!!

この記事では、

NICUでの母乳育児とは?

完全母乳になるためにしたこと

搾乳した母乳をNICUに届ける日々のお話

授乳練習から退院までのお話

を紹介したいと思います。

NICUでの母乳育児

NICUでの母乳育児

NICUに入院中の「母乳育児」とは具体的にどうするのでしょう。

まず、ママは「搾乳」から始まります。

NICUに入院する赤ちゃんのほとんどは、先生の許可がなければ「直接授乳」はできないと思います。

「おっぱいを飲む」には赤ちゃんの体力が必要なため、状態や体調が安定するまでは他の方法で母乳やミルクを飲んでいきます。方法は赤ちゃんの状態にもよりますが、鼻や口の管から始まり、徐々に哺乳瓶にステップアップしていきます。

娘の場合、出産当日と翌日は点滴のみ。生後2日目から口の管からミルクが始まり、哺乳瓶を使い始めたのは生後3日目でした。

赤ちゃんに与える栄養はもちろん「母乳」が使われ、母乳が出ない場合はミルクが使われます。私の病院では、ミルクが開始される前に「ミルクを使っても大丈夫か」確認してくれました。

このように、直接授乳ができなくても、赤ちゃんに「母乳」を届けることはできるのです。

母乳のいいところ

母乳のいいところ

母乳のいいところ

  • 消化が良い
  • エレルギーが高い
  • ママの免疫によって、赤ちゃんを細菌やウイルスから守る

母乳は消化が良く、エネルギーも高く、赤ちゃんにとって最強の栄養となります。

さらに、ママの母乳に含まれる免疫によって、赤ちゃんを細菌やウイルスから守ってくれるのです。

私は出産して数日は母乳が出ませんでした。その間、助産師さんは母乳が出る方法を教えてくれたり、出来ることをしてくれました。

初めて出た母乳量はほんの1ml程度でしたが、そんな少量の母乳でも大切にNICUに運ばれ、娘に与えてくれたことには感動しました。

NICUでも母乳育児ができること、母乳のいいところを知った私は、できれば「完全母乳」になりたい、と思うようになりました。

NICUに入院していても完全母乳になった方法を詳しく紹介したいと思います。

完全母乳にするためにしたこと

NICU入院中でも「完全母乳」にする為した事

  • 3時間毎に搾乳する
  • 赤ちゃんと触れ合う
  • 赤ちゃんが元気になると信じる
  • 体を冷やさない
  • 暖かいお茶をたくさん飲む
  • ご飯をよく食べる
  • 体を休める

私は最初、なかなか母乳が出ませんでしたが、結果的には「完全母乳」になれました。

私の搾乳量の推移▼

母乳量の推移の表。出産0日目は0ml、1日目も0ml、2日目は1mlと少し出るようになり、3日目10ml、4日目40ml、5日目200ml、6日目380mlと6日目に娘の飲む量と釣り合うようになった。

3時間毎に搾乳する

まずは、3時間毎に搾乳をします。3時間以上間隔を空けない方が良いと言われています。

最初の1~2日目は、全く母乳が出ない方もいると思います。私もそうでしたが、それが普通です。なので、最初は搾乳と言っても、乳腺開通マッサージから始まると思います。焦らずマッサージを続けてくださいね。

乳腺開通マッサージのやり方を詳しく▼

https://nakiyamanaibaby.com/breast-massage/

乳腺開通マッサージをしながら、滲んだ母乳を注射器で吸い取ったり、少し量が増えてきたら小さなカップに出していきます。

母乳量が安定してきたら、搾乳器や電動搾乳器の使用も勧められるかもしれません。そこは助産師さんと相談しながらで大丈夫。

母乳量が安定した頃の「搾乳のやり方」を詳しく▼

https://nakiyamanaibaby.com/milking/

私は手動搾乳器を使いましたが、他に入院しているお母さん達は電動搾乳機を使っている方が多かったかも。赤ちゃんの入院期間にもよるのかな?

3時間毎に搾乳していると、搾乳機や哺乳瓶の消毒が大変!私は電子レンジで簡単に消毒する方法を選びました。搾乳の後にすぐ洗浄→レンジで消毒し、水切りかごで乾燥させていました。次使う時には乾燥した状態で使うことができましたよ。

消毒は電子レンジがオススメ!▼

https://nakiyamanaibaby.com/disinfection-baby-bottle/

赤ちゃんと触れ合う

NICUって面会時間に決まりはありません。24時間OK。そのため、赤ちゃんと触れ合うために、暇を見つけては面会にいきました。

赤ちゃんのお尻や頭をナデナデしたり、匂いを嗅いだり(笑)

赤ちゃんと触れ合うことで、ママの体の中で母乳を促すホルモンが分泌されます。

実際、赤ちゃんと触れ合っていると、おっぱいがツーンとする「催乳感」を感じることができました。

赤ちゃんが元気になると信じる

赤ちゃんがNICUに入院するって、かなりショックな出来事ですよね。私も産まれてから数日は泣いてばかり。母乳にはリラックスが良いと言われるけど、リラックスなんてできない!入院中はいつも緊張していてストレスフルな心理状態でした。

ここは「赤ちゃんが元気になる」と信じてみました。そして、退院する日のこと、赤ちゃんと家で過ごす日のことを想像します。元気な赤ちゃんとパパとママ、みんなでお家で過ごします。素敵ですよね。

母乳量を増やす方法(一般的な母乳育児と共通)

他にママが出来る母乳量を増やす方法は、一般的な母乳育児とも共通しています。

  • 体を冷やさない
  • 暖かいお茶を沢山(1日2L以上)飲む
  • ご飯をよく食べる
  • 体を休める

これらも、母乳のためにかなり大切です。よかったら下記記事も参考にしてください。

母乳量を増やす方法を詳しく紹介しています▼

https://nakiyamanaibaby.com/increase-breast-milk/

搾乳した母乳をNICUに届ける日々

搾乳した母乳をNICUに届ける日々

赤ちゃんはまだNICUに入院していますが、ママは予定通り出産6日目に退院。その日から、搾乳した母乳をNICUに届ける日々が始まりました。

そして、この日から赤ちゃんと離れ離れの生活が始まりました。

家に着いた途端、寂しさ、悲しさ、心配な気持ち…色々な気持ちが込み上げてきて、シャワーに入って一人で大号泣しました(笑)その後、ベッドで3時間くらい爆睡!起きると自然とスッキリしていて、赤ちゃんのために3時間毎の搾乳を頑張ろう、と決意を改めました!

搾乳した母乳は1回分ずつ冷凍保存します。そして、出来るだけ凍った状態でNICUに運びます。保冷バッグは100円ショップで購入し、保冷剤は家にあるものを使いました。

母乳を届けるのはパパの出番。出勤前にNICUに寄って届けてもらいました。

母乳の保存方法を詳しく▼

https://nakiyamanaibaby.com/milking/

授乳練習から退院まで

授乳練習から退院まで

ママが退院してから2日後、娘がGCUに移動することになりました。

GCUは、状態が安定した赤ちゃんが退院の準備をする場所。ママが授乳や沐浴のスキルを身につけて退院が決まります。

そう!いよいよ授乳練習が始まります!

授乳練習の流れ

授乳練習の流れ

  1. 赤ちゃんのオムツを変えて授乳室へ移動
  2. 搾乳用哺乳瓶とメモ用紙を持ってソファーに座る
  3. 赤ちゃんの体重を測ってメモ用紙に記入
  4. 授乳開始(助産師さんが教えてくれます)
  5. 授乳が終わったら体重測定。前後の体重より「1回哺乳量」を確認し助産師さんへ伝える
  6. ママは哺乳瓶に搾乳し、足りない分を赤ちゃんに与える。

といった流れでした。

初めての授乳は、なんとも言えない喜びを感じ、とっても嬉しかったことを覚えています。

しかし…1回哺乳量0g!おっぱいは全く飲めてませんでした。

結局、入院中は直母がうまくできず…。

哺乳瓶に慣れた娘はママの乳首をうまく吸うことができませんでした。乳頭混乱を起こしていたのです。

退院してからも直母は続けながら、赤ちゃんに必要な母乳量が飲めるように、ベビー用体重計をレンタルし、足りない分を哺乳瓶で追加するよう指導されました。

そして、授乳練習が始まってちょうど1週間後に無事退院となりました。

NICUへ入院!知っておきたいこと

私が疑問に思ったNICUでの生活について紹介していきます。

赤ちゃんの名前は?

赤ちゃんの名前が決まるまでは、名札には「(ママの名前)ベビー」と書かれていました。出生届を提出後、病院の窓口で母子手帳を提出すると名前が変更されました。

NICUの入院費は?

「子ども医療費助成制度」によって医療費の自己負担額は無料でした。自治体に寄って自己負担額が変わると思うので確認してみてください。

しかし、産まれてすぐは「医療証」が間に合わないので、退院するときに自己負担額を支払い、医療証が出来上がったら差額の返金手続きをしました。

医療証は出生届と同時に手続きし、1ヶ月健診までには手元に用意できていました。

入院費は2週間で1万5千円程お支払い、後で差額1万3千円程返金。おそらく、ミルク・オムツ代のみ実質2千円位でした。

しかし、それ以外に搾乳器、母乳用冷凍保存袋(1日8枚以上必要。通販が安いけどすぐ使いたいから病院の売店で買っていました。赤ちゃんがNICUに入院したら早めにネット注文がオススメです!)、病院までの交通費も結構かかりました。

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ベビースケールのレンタル

退院の前日にベビースケールをレンタルするよう言われました。

ネットでは配送までに数日かかるし、在庫も品薄でした。数ヶ月のために購入するのも悩ましい…

購入するなら成長しても使えるものを▼

そこで、私はダスキンレントオールのかしてネッとを利用しました。

最寄りの店舗に直接電話して在庫を確認、その日に主人が取りに行きました。

1ヶ月借りて2,052円。配送してもらうと別途送料がかかるので、近くに店舗があれば取りに行った方が安いです。

レンタル期間は1ヶ月にしましたが、実際には1~2週間しか使わなかったので9泊10日でも十分かもしれません。

近くに店舗がある方にオススメです。

ダスキンレントオール
かしてネッと

【NICUでの母乳育児】完母にする為にした事・授乳練習・退院までまとめ

【NICUでの母乳育児】完母にする為にした事・授乳練習・退院までまとめ

NICUでの母乳育児、完母にする為にした事、授乳練習から退院までのお話を紹介しました。

私の場合、娘に直接授乳できたのが生後1週間後。娘の入院期間も2週間と短く済んだことも、母乳育児を成功させる要素だったかなと思っています。

赤ちゃんの状態、入院期間、ママの母乳分泌にも体質があるので、ママの努力だけではどうにもならないこともあります。それでも、赤ちゃんを母乳で育てたい!赤ちゃんがNICUに入院しても、完全母乳になれる希望を与えられたらな、と思い記事をまとめました。

参考にしていただけると嬉しいです。

退院後は乳頭混乱に悩みました▼

https://nakiyamanaibaby.com/nipple-confusion/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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